turbo.264 HD その魅力
前回は、turbo.264HD の簡単なベンチマークを取りましたが、
今回はこの製品の更なる魅力について書きたいと思います。
最初に書いちゃいますが、その魅力とは「AVCHD データが読込める」って事なんです。(な~んだ、なんて言わないで下さいね)
だって読込みは iMovie でも出来ますもんね。
そこで前回に引き続き、簡易ベンチを取ってみました。
今回は、iMovie vs turbo.264HD で行きたいと思います。
ソースは、最近買ったカメラ「Panasonic Lumix TZ-7」で撮影した動画。
(このカメラについては後日、レビュー記事をエントリーしたいと思います)
形式は、AVCHD Lite(最高画質)、尺は約 1分、サイズは 109MB の物。
書き出しは、iPhone 用と 元サイズのまま(1280×720)の 2種類です。
では、iPhone 用から、
iMovie【50秒】(読込み時間合わせて、1分25秒)
turbo.264HD【40秒】
変換時間だけを見ると、意外にも 10秒程しか短縮できませんでした。
ただ iMovie の方は処理を始める前にソフト内への読込みの為に 35秒かかっていますので、トータル 1分25秒になります。turbo.264HD は読込み変換は同時進行です。
次に、元サイズ(1280×720)のまま出力です。
iMovie【3 分 15 秒】(読込み時間合わせて、3分50秒)
turbo.264HD【1分22秒】
こちらは大幅に差が開きましたね。iMovie 側の読込み時間を合わせると 3倍弱の差があります。
前回のテストでもそうでしたが、この turbo.264HD という製品は HD という名前なだけに、出力解像度が上がって処理が重くなればなるほど、その真価を発揮するようです。
やはり iMovie で AVCHD 形式を扱う場合の問題は、一旦変換しなければならないという事に尽きると思いますね。
AVCHD Lite を読込む場合、時間は実時間の 50%程かかり、途中ファイルのデータサイズは 3倍程に膨らんでしまいます。
長尺物を扱うにはこの仕様は致命的だと思います。
1時間のムービーを取り込んだら、15GB 超えちゃいます。しかもこれはあくまで AVCHD Lite の話、より解像度の高い AVCHD の場合はどうなってしまうのか・・・。
この結果からも、個人が Mac で AVCHD(今回は Lite でしたが)を扱う場合、簡便さやパフォーマンスの上で、この turbo.264HD はベストな選択肢じゃないかと思えます。
フォーカルポイントさんのページにはこの辺がさりげなく、書かれてますがもっと大きく宣伝しても良いんじゃないかと・・・。
実は、私はこの機能、4 月の AUGM in OSAKA に参加した際、フォーカルポイントコンピュータの社長、恩田フランシス秀樹さんのプレゼンで知ったんですけどね。
恩田社長も、turbo.264HD + TZ-7 の組み合わせで使っておられるようです。
はい真似しました(苦笑